所得税

【個人事業】はじめるにあたっての留意点、お金の管理

個人事業をはじめるにあたって

個人事業をはじめると、税務署に開業届などの届出書をする必要があります。

また、事業に必要な備品などを準備する必要もあります。

これらは個人事業をするにあたっての必須事項です。

今回は、それらとは別に必要なお金の管理について、確定申告の準備も兼ねて、やっておいた方がいいことをご紹介します。

個人事業のお金の管理

個人事業のお金の管理でやっておくといいことは、次のとおりです。

  1. 事業(仕事)と生活費(プライベート)の通帳を分ける
  2. 事業(仕事)と生活費(プライベート)で使用するクレジットカードと引落口座をそれぞれ分けておく
  3. クレジット明細と、内容のわかる領収書は一緒にしておく
  4. 現金の領収書は月ごとに分けてとっておく(クレジットのものを一緒にしない)
  5. 事業(仕事)と生活費(プライベート)の残高はMoneytreeでトータルで把握する
  6. 口座やクレジット明細をインターネット対応にしておく

事業(仕事)と生活費(プライベート)の通帳を分ける

事業用の通帳は、事業の売上の入金、事業の仕入や経費の支払に使用します。

経費を現金で支払った場合はそれと同額を事業用の通帳から引き出すようにしましょう。

キリの良い5万円や10万円として引き出して現金を使用すると、あとで現金の入出金の管理がやりにくくなってしまうので、経費に関しては、円単位まで計算した金額で引き出すことをオススメします。

逆に事業用の通帳から生活費を引き出す場合には、キリの良い金額(例えば月20万円など)にしておくと、経費の出金と区別できます。

生活費用の通帳は、生活費、社会保険料、住民税など経費にはならないものの支払に使用します。

事業(仕事)生活費(プライベート)で使用するクレジットカードと引落口座をそれぞれ決めて分けておく

飲食代、交通費(電車やETC)などクレジットを使用することも多いと思います。

これもあらかじめ、仕事で使用するものと、プライベートのものとカードを使い分けましょう。あとで明細を見たときに、仕事とプライベートと分ける必要がなくなります。

クレジット明細と、内容のわかる領収書は一緒にしておく

クレジット明細だけでは、内容が分からないものもありますので、クレジットで支払った際の領収書などは、使用したカードごとに分けておきましょう。これだけでも後で見返す際にかなり時間が短縮できます。

現金の領収書は月ごとに分けてとっておく(クレジットのものを一緒にしない)

現金の領収書は、現金で支払った領収書のみでまとめておきましょう。
クレジットで支払った領収書と一緒にしてしまうと二重計上してしまう恐れがあります。

事業(仕事)と生活費(プライベート)の通帳残高はMoneytreeでトータルで把握する

預金残高の把握は、仕事とプライベートのものと両方一緒に把握できるようにしていた方が安心です。

インターネットバンキングを利用している場合は、「Moneytree」というアプリを使えば、通帳の動きやクレジット利用明細を一緒に把握することが可能です。

確定申告については、仕事とプライベートを分ける必要がありますが、預金残高の管理としては、アプリで仕事とプライベートのものも同時に把握していきましょう。

口座やクレジット明細をインターネット対応にしておく

口座やクレジット明細はインターネットに対応できるようにしておきましょう。

口座はインターネットバンキングに対応しておくことで、クラウドなどの会計ソフトに連携することができます。

またクレジット明細もWEB明細などに切り替えておくと、あとで明細を見ることも容易ですし、こちらもクラウドの会計ソフトに連携することができます。

まとめ

今回は個人事業のお金の管理について、書かせていただきました。

個人事業では、仕事とプライベートの通帳をきちんと分けておき、資金繰りの管理もできるように、預金残高はトータルで把握できるようにしておきましょう。